1991-04-26 第120回国会 衆議院 環境委員会 第5号
○難波説明員 天然ホルモンにつきましては、私どもの実態調査におきましても微量の検出はあるわけでございますが、本来、生体自体、人間もそうでございますが、一定量は持っている、特に妊娠でございますとか分娩とかというようなときには雌の場合は非常に高くなるということでございまして、FAO、WHOで既に検討が終了しておりますけれども、正常な使用に伴う残留については特に規制の必要がないというような結論になっております
○難波説明員 天然ホルモンにつきましては、私どもの実態調査におきましても微量の検出はあるわけでございますが、本来、生体自体、人間もそうでございますが、一定量は持っている、特に妊娠でございますとか分娩とかというようなときには雌の場合は非常に高くなるということでございまして、FAO、WHOで既に検討が終了しておりますけれども、正常な使用に伴う残留については特に規制の必要がないというような結論になっております
○難波説明員 お答えいたします。 合成ホルモンが食品に残留した場合、それをとることによる人体影響については、先生先ほど御指摘のように、FAO・WHO合同食品規格計画において、トレンボロン及びゼラノールについての検討が進められておるところでございます。 現在の検討段階、まだ最終段階に至っておりませんけれども、現在の段階では、一日許容摂取量がトレンボロンにつきましては体重一キログラム当たり〇・〇二マイクログラム
○難波説明員 お答えを申し上げます。 先生御指摘の食品中のホルモンにつきましては、六十三年度以降検査法の開発あるいは残留調査ということで進めているところでございますが、先生御指摘のゼラノール以外の合成ホルモン二成分につきましては、平成元年度末に先生御指摘のように〇・一ppbの検出限界の検査方法を開発したということで、平成二年度に実態調査を行っておるところでございます。 なお、ゼラノールにつきましては
○説明員(難波江君) 私から輸入牛肉の安全性の問題についてお答えをさせていただきます。 牛肉を初めといたしまして輸入の食肉につきましては、従来から輸出国における規制の状況等各種情報の収集に努めるほか、輸入時に残留のモニタリング検査を行っておりまして、問題が生じた場合には輸出国に対して残留防止対策の整備を求めるとともに、我が国の輸入時における監視、検査体制を強化する等によりその安全性の確保に努めているところでございます
○難波説明員 お答えいたします。 牛肉を含めまして輸入食肉につきましては、従来から、輸出国におきます規制の状況等も、各種情報の収集に努めるほか、先ほど御説明申し上げました残留物質にかかわる輸入時のモニタリング検査を一定比率で実施して、これで問題があった場合とか、あるいは国内で問題が発見されたような場合には、輸入時の監視、検査体制の強化をすると同時に、輸出国に対しまして残留防止対策を求めるというような
○難波説明員 先生御指摘のように、米国の環境保護庁が米国の科学アカデミーに依頼をした調査結果で、発がんリスクというようなものが計算されて報告書が出ております。そういう中に一部の農薬が入っており、牛肉が危ないという指摘があるわけでございます。 厚生省といたしまして、平成二年度から、DDT等五項目の農薬についてモニタリングを実施しておりますけれども、現在までのところ、指摘の農薬も含めて、問題のあるような
○難波説明員 お答えいたします。 先生御指摘のように、食品につきましては、輸入の際に検疫所等に届け出をさせまして、食品衛生法に基づきまして食品衛生監視員が書類審査をやり、さらに必要なものについては検査をする、こういう体制をとっているわけでございます。 平成二年におきます牛肉の輸入の検査でございますが、全体で四百六十八件検査をしてございます。違反は、腐敗、変敗等で四条違反ということで一件判明してございます
○説明員(難波江君) ただいま農林水産管からも御答弁がございましたが、私どもの食品衛生の問題につきましても現在農業交渉グループの中の作業部会において調和の方法等について議論がされているところでございます。厚生省といたしましては、あくまで科学的根拠に基づき食品の安全性の確保を大前提とするという観点で、国際基準等に基づく調和につきましてもその必要性は十分承知をしているわけでございますが、先生御指摘のように
○説明員(難波江君) お答え申し上げます。 熊本空港における検疫業務についてのお尋ねでございますが、まず現状についてお答えを申し上げます。 現在熊本空港には長崎検疫所熊本空港出張所が設置されているわけでございますが、国際定期便は週に一便ということで検疫対象人員も少ないことから、三角出張所及び水俣・八代出張所の三名の検疫官により現在対応しているところでございます。 さらに、先生御指摘のように、仮
○説明員(難波江君) 先生御指摘のとおり、昭和六十三年の三月にアメリカ及び台湾産の豚肉からスルファジミジンの残留が判明いたしまして、台湾側に対しまして動物用薬品の使用規制状況でございますとか、その他詳しい情報の提供とか原因の究明、それから残留防止対策の実施等について強く要請をしたところでございます。と同時に、先生御指摘のように輸入時にすべてのロットについての検査体制に入ったところでございます。 その
○説明員(難波江君) お答え申し上げます。 国内の収去検査によりまして台湾産の豚肉から抗菌性物質でございますスルファジミジンの残留が判明いたしましたために、台湾側に残留原因の究明、それから従来からとられてきた対策等の再点検等を要請するとともに、本年の十月の八日以降当該処理場で処理された豚肉については全ロット、それからその他の処理場で処理されたものについては一〇%のサンプリング検査を検疫所に指示したところでございます
○難波説明員 現在のところ食品衛生法に基づきます基準値は決めてないわけでございますが、先ほども御答弁ございましたように、中央公害対策審議会の化学物質専門委員会でございますとか、あるいは生活環境審議会生活環境部会の化学物質専門委員会等についても、現状の汚染レベルで直ちに人の健康障害を生ずるおそれはない、しかし今後推移を見守っていくということでございますので、私どもも、先ほど御答弁申し上げましたように現在調査
○難波説明員 お答えいたします。 先生御指摘のように、船底塗料、漁網防汚剤等に用いられる有機すずが魚介類に残留しているということは各種の調査で明らかになっているところでございます。厚生省といたしましては、これら化合物の残留した魚介類を食べることによります人の健康障害を防止するという観点から、流通魚の汚染実態の把握に努めてきたところでございますが、平成元年度においても、全国八ブロックの主要流通市場を
○難波説明員 お答えいたします。 研究報告書の中に確かにデータがついていなかったということは事実でございますけれども、それで十分な審議ができるかどうかということは食品衛生調査会における専門的な見地からの判断の問題でございます。 調査会におきましては、このような点も踏まえまして、マウスにおける剖検所見等地の所見、あるいはラット、猿等の試験成績も総合的に評価の上、安全を確認したものというふうに理解をしております
○難波説明員 お答えいたします。 当時の専門家会議の御意見といたしましては、水俣病そのものがメチル水銀に汚染された魚介類を長期間にわたり食べ続けた結果、水銀の蓄積量が一定量に達して発病したものである、したがいまして、微量のメチル水銀を長期摂取し続けましても、一定限度以内であれば発症例に達しないという観点からの暫定規制値を決めた、こういうことでございまして、蓄積がないということではなくて、一定レベル
○難波説明員 お答え申し上げます。 私どもは、食品の安全確保という観点から魚介類についての暫定規制値を決めるという方式をとっておるわけでございますが、昭和四十八年の七月に魚介類の水銀に関する専門家会議を設けまして御検討いただきまして、その結果を踏まえまして、暫定的規制値、総水銀〇・四、メチル水銀〇・三ppmというふうに定めたわけでございますが、当時の専門家会議におきましては、根拠となりましたのは、
○難波説明員 魚介類のメチル水銀の暫定的規制値でございます〇・三ppmを超える魚介類につきましては、従来から食品としての販売等を規制してきたところでございまして、今後とも引き続き規制してまいりたいと考えておるところでございます。
○説明員(難波江君) お答え申し上げます。 輸入養殖魚介類につきましては、従来から必要に応じまして抗菌性物質とか貝毒等につきまして輸入時に検査を行いまして、その安全性の確保を図っているところでございます。特に先生御指摘のように、養殖ウナギ、エビ等につきましては、輸出国における抗菌性物質の使用実態あるいは規制の状況等について情報収集を行いますほか、さらに輸入時におきましては、これらの物質の残留につきまして
○難波説明員 中国産のキノコ及び山菜に関する御質問にお答えをいたします。 まず、中国産キノコの缶詰の問題でございますけれども、輸入時におきましてエンテロトキシンの検査等を行いましてその安全性の確保を図っておりますと同時に、昨年十二月二十日中国政府に対しまして、原因の究明、製造工程等の十分な衛生管理対策の実施について申し入れをしたところでございます。中国政府からは本年二月になりまして、原料の十分な洗浄
○難波説明員 輸入食品の監視業務につきましては、現在二十一の検疫所におきまして八十三名の食品衛生監視員が食品衛生法に基づく監視に携わっておるところでございます。食品衛生法に違反するものにつきましては、先ほども申し上げましたように、廃棄、積み戻し等の処分を行うなど輸入食品の安全確保に努めておるところでございます。また先生御指摘のように、近年輸入食品の増加に対応し、従来より検疫所における監視員の増員に加
○難波説明員 お答え申し上げます。 ポストハーベストにつきましては、先ほど食品化学課長から御答弁申し上げましたように、現在残留実態調査を進めておりまして、漸次残留基準を設定してまいる予定になっておりますので、それを受けまして、輸入の時点におきましては、検疫所におります食品衛生監視員によりまして随時収去する等、食品衛生法に基づく検査を強化し、基準を超えるもの等については、積み戻し、廃棄等の処置を講じてまいりたいと
○難波説明員 先生御指摘の二点目についてお答えを申し上げます。 本年二月の全国衛生主管課長会議における魚介類の安全対策の中の有害化学物質対策の部分の御指摘だと思うわけでございます。各種の有害化学物質が環境汚染をいたしまして、これらの物質の魚介類への移行残留につきましては、食品衛生上の観点から好ましいことではないというのは、今さら申し上げるまでもないことでございます。しかしながら、現実に有害化学物質
○説明員(難波江君) お答えいたします。 肥育用ホルモン剤を使用した牛から得られた食肉の安全性につきましては、食品として流通するその食肉にホルモンが残留するかどうか。仮に残留した場合に、当該ホルモンが、人体に影響があるかどうかを検討の上評価する必要があると考えておるところでございます。したがいまして、厚生省といたしましても、現在輸入牛肉を含めました牛肉について、ホルモン剤の残留の実態調査をいたしておりますけれども
○説明員(難波江君) その後の情報の入手でございますが、かなり状況が明らかになってきて、特にアメリカ等につきましては最初FDAが検査をして、どうも発見ができないということで、一たん安全発表した、しかし犯人側から再度メーカー名でございますとか船便を指定して通告があった、その結果わかったというような事情がわかってきたわけでございます。したがいまして、私どもとしては、それらの状況を踏まえながら対応したわけで
○説明員(難波江君) その後情報が入りまして、これは御承知のように一般的な汚染ではございませんで、極めて犯罪的な行為でございまして、非常に限定的な貨物がその疑いがあるというような状況も出てきたわけでございます。したがいまして、国内において特にその後追跡調査をしているという事実はございません。
○説明員(難波江君) お答えを申し上げます。 先ほど外務省からお答えございましたように、厚生省がチリ産の輸出果物にシアン化合物を混入させたという匿名電話が大使館にあったことを承知したのは、三月七日でございます。その時点におきましては、どの国向けのどの種類の果物に混入されたか不明であったこと、またチリ政府及びアメリカ政府の対応が不明であったことなど、得られた情報が不明確な部分が多かったということで、
○説明員(難波江君) お答え申し上げます。 厚生省といたしましては、輸入食品の安全性の確保の徹底を期すために、従来から検査機器の整備あるいは監視員の増員、職員の技術研修等を行い監視体制の強化、効率化を図ってきたところでございますが、先生御指摘のように、近年におきます輸入食品の急増にかんがみまして、昭和六十三年度の補正予算におきましては、残留農薬等の精密測定が可能な高度検査機器の整備をしたほか、平成元年度
○難波説明員 エビについて申し上げますと、抗生物質のほかに合成抗菌剤、それから残留農薬について実施する予定でございます。
○難波説明員 お答え申し上げます。 輸入魚介類の残留物質にかかわります安全性の確保はかねてから重要だというふうな認識を持っておりますし、従来から輸入養殖ウナギについて輸入時の検査を実施してきたところでございますけれども、本年度はさらに輸入エビについても検査を実施することといたしております。
○説明員(難波江君) 先生御指摘のような点も踏まえまして、新年度におきましては、相手国との二国間協議に要する費用でございますとかいろんな輸出国の状況を把握するための費用、さらにそれを踏まえて輸入時におけるモニタリングシステムのあり方について検討し、さらに実施するための予算要求を予定しているところでございます。 なお、先ほど実施すると申し上げましたのは、従来からやっておりますモニタリング計画を本年度
○説明員(難波江君) 輸入食肉の残留物質の検査に当たりましては、先生御指摘のように輸出国におけるこれらの物質の使用状況等を踏まえて、輸入時に効率的な検査を行う必要があるということでございまして、従来から輸出国の情報の入手に努めてきておるところでございますが、今後はさらに使用状況、規制の状況等、情報の入手に一層努力をいたしまして、効果的、効率的な検査をしてまいりたいというふうに考えておるところでございます
○説明員(難波江君) 最初に、輸入食品の安全確保の問題でございますが、輸入食肉の残留物質等につきましては、先生御指摘のような事例があったわけでございます。 厚生省といたしましても、輸入の際検疫所におきまして、必要に応じまして動物用医薬品でございますとか農薬の検査を実施し、我が国の基準を超えるようなものについては輸入の禁止措置を講じているところでございます。しかしながら、この種の問題は、輸出国側における
○説明員(難波江君) 第一点でございますが、先生御指摘のように、香辛料から二検体出ております。輸入時の検査でもたびたび違反が発見されるわけでございますが、今後とも国の内外を含めてこれらの違反食品の流通しないような体制の整備に努力をしてまいりたいと思うわけでございます。 それから第二点目でございますが、食品衛生監視員の増員の問題でございます。先生御指摘のように、現在七十八名でやっておりますけれども、
○難波説明員 お答え申し上げます。 本事件は、警察当局において捜査が進められた事件でございまして、具体的な事例については、私ども事実関係については承知しておりません。
○難波説明員 お答えを申し上げます。 御承知のように魚介類は食肉と若干事情が違うわけでございますが、魚介類につきましてもPCB、水銀等いろいろな汚染物質の問題がございます。今後とも情報入手に努めるとともに、さらに国内に入りましてからの監視成績等を勘案しながら、私ども必要に応じてモニタリングを実施してまいりたいと考えております。
○難波説明員 お答えを申し上げます。 輸入時における魚介類等の食品の検査は、諸外国における情報それから輸入時または国内における過去の検査結果等を総合的に勘案いたしまして、食品衛生上問題が生じるおそれの強い食品等につきまして重点的に監視を行っているところでございます。